運営方針
アクションプラン(第5次)
『福島県立図書館アクションプラン(第5次)』を策定しました。
県立図書館は、平成17年に当館のあるべき姿を「学びの環境づくり」とし、平成20年度以降、それらを実現するための福島県立図書館アクションプラン(以下「アクションプラン」)を策定し、これに基づき図書館運営を図ってきました。
平成30年度からのアクションプラン(第3次)においては、東日本大震災や全国平均を上回る少子高齢化の進行などの地域社会の変化、SNS等情報通信手段の著しい普及等、図書館を取り巻く状況の変化に対応するため、それまでの「学びの環境づくり」に代えて「ふくしまの未来をひらく図書館」を目指すこととしました。
令和4年度からのアクションプラン(第4次)の下では、アクションプラン(第3次)で掲げた「4つの目標」である「県民のための図書館」、「子どもたちの今と未来のための図書館」、「市町村(図書館・公民館等)を支える図書館」、「ふくしまを知ることができる図書館」を継承した上で、新型コロナウイルスをはじめとした感染症拡大時や災害時にも継続したサービスを実施することができるよう①非来館サービス(図書館に行かなくても利用できるサービス)、②デジタルでの情報発信、③図書館間ネットワークの強化に取り組むこととしました。
アクションプラン(第4次)の実施期間においては、実施初年度の令和4年度に令和3年2月及び令和4年3月に発生した福島県沖地震による被害に伴う館内復旧工事のため、2か月の臨時休館となり、災害時等におけるサービス継続、ネットワークの活用さらにはAI などのデジタル技術やDX の視点を踏まえた図書館サービス構築の重要性について認識を新たにしたところです。
また、前述の「4つの目標」中の「市町村(図書館・公民館等)を支える図書館」については、県内市町村の図書館設置率が55.9%と、全国平均77.7% と比べて低い状況にあることから、市町村立図書館のみならず図書館未設置町村における公民館図書室 への支援についても、県立図書館の重要な役割として引き続き求められています。加えて、東日本大震災時の原子力災害等の影響により休館中の図書館に対しては、再開館に向けての支援を行うとともに、再開館したものの地域コミュニティが復興の途上にある自治体についても、その実情に応じた読書環境整備支援を継続していく必要があります。
こうした状況のもと、アクションプラン(第5次)では、「福島県立図書館デジタルビジョン」を新たに示すとともに、市町村立図書館・公民館図書室等を支える役割の重要性を踏まえつつ、アクションプラン(第4次)からの基本理念と「4つの目標」を継承し、デジタル社会における「ふくしまの未来をひらくための『知の拠点』」としての役割を果たしていくことを目標といたします。
福島県立図書館アクションプラン(第5次)本文 (PDF形式:1.83MB)
福島県立図書館アクションプラン(第5次)概要版 (PDF形式:466KB)
福島県立図書館アクションプラン(第5次)取組状況(令和7年4月から9月末) (PDF形式:455.5KB)
令和8年度重点方針
福島県立図書館は、『福島県立図書館アクションプラン(第5次)』を令和7年度から令和12年度にかけて推進します。令和8年度は次の事項を重点的に実施してまいります。
1.「県民のための図書館」であるために
(1)県民の高度で多様なニーズに対応できる資料や、レファレンスツールの収集に努めます。
(2)ビジネス支援に活用可能な資料の収集や、データベースの充実を促進するとともに、図書館のビジネス利用についての周知を図ります。
(3)図書館システム更新に伴う新サービスや、「協力貸出」や「受取館指定サービス貸出」など地元の図書館を通した資料提供、ホームページにおける「福島県立図書館デジタルライブラリー」など、県立図書館へ行かなくとも利用可能なサービス(非来館型サービス)の周知を強化します。
(4)障がい者サービスについて、対面朗読サービスの運用方法を整備するとともに、関連団体や支援機関等への周知に努めます。
(5)適切な資料保存のために、電動式集密書架の設置について計画的な整備に努めます。
(6)オンライン情報を活用し、ナビゲーションを整備するなど、DXを推進します。
2.「子どもたちの今と未来のための図書館」であるために
(1)乳幼児からヤングアダルト世代(中学生から高校生)までの児童資料について、障がいのある子どもや外国語を母語とする子どもなど多様な子どもたちが親しむことができる資料を含め、できる限り網羅的に収集・提供し、多様な知的好奇心に応えることができる環境の充実に努めます。
(2)子どもたちに興味を持ってもらえるような児童資料の展示や、年齢や発達段階に応じたおはなし会などのイベントを開催することにより、子どもたちが本や図書館を身近なものと感じ、読書に親しむ機会を提供します。
(3)「こどものへや」のホームページについて、リンク集の掲載などにより課題解決学習や探究的な学びを支援する機会を提供します。
3.「市町村(図書館・公民館等)を支える図書館」であるために
(1)市町村立図書館や公民館図書室等で所蔵していない資料について、「協力貸出」や「受取館指定サービス貸出」、各図書館からの「資料のリクエスト」の受付などを通して提供し運営を支援します。
(2)市町村立図書館・公民館図書室の実務に即した研修会や情報交換等を行う会議について、多くの職員が参加できるような形式で開催します。
(3)市町村立図書館や公民館図書室等における、先進的な読書支援活動や運営事例を「福島県立図書館協力通信」で紹介するなどして、運営状況の迅速な共有、連携を図ります。
(4)図書館未設置町村や被災自治体に対し、移動図書館事業と合わせて「図書館利用講座」や「おはなし会」などを開催し、子どもたちと保護者が読書に親しむ機会を提供します。
4.「ふくしまを知ることができる図書館」であるために
(1)ふくしまに関する資料の情報収集と寄贈の呼びかけを行い、網羅的収集と迅速な提供に努めます。
(2)県立図書館が所蔵する地域資料・貴重資料のデジタル化を進めます。
(3)東日本大震災福島県復興ライブラリーについて、資料収集に努めるとともに、ホームページや館内見学等においてさらなる利活用に向けた積極的な周知を図ります。
アクションプラン(第4次)
福島県立図書館アクションプラン(第4次)本文 (PDF形式:611.1KB)
福島県立図書館アクションプラン(第4次)取組結果 (PDF形式:432.7KB)