平成19(2007)年度から平成21(2009)年度に紹介した「お薦めの1冊」

 

『新・桜さくら ふくしまの名木散歩2』

小林 隆/写真・文 歴史春秋出版 2009

桜の魅力とはどこにあるのでしょうか。咲き誇る満開の桜にも、舞い散る桜にも魅了されます。本書は県内の桜を紹介した写真集です。周りの景色と調和し佇む桜は日常のようで、でも、どこか幻想的です。巻末には参考として「主要な桜ガイド」があり、花の見頃や所在地などが記載されています。この時期にしか目にすることの出来ない風景を探しに出かけませんか?

2010年3月23日(火曜日) vol.70掲載

 

『みどりのゆび』

モーリス・ドリュオン/作 岩波書店 2009

この本は親指で地面や壁に触れただけで花を咲かせる力を持った 男の子チトが主人公の童話です。チトが優しさと勇気で咲かせた花によって平和で、差別や格差の無い社会が創られていきます。

1965年が初版の童話ですが現在にも通じるテーマで描かれており、大人にとっても心に刻んでおきたい1冊です。

2010年2月22日(月曜日) vol.69掲載

 

『暖房の文化史』

ローレンス・ライト/著 八坂書房 2003

寒い冬に欠かせないのがこたつやエアコンなどの暖房器具です。

しかし、電気もガスもない昔の人々はどのように寒さを凌いでいたのでしょうか。この本では、たき火から床暖房に至るまでの暖房の歴史を、イラストを交えて分かりやすく紹介しています。部屋の中で温まりながら、遥かな暖房の歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

2010年1月20日(水曜日) vol.68掲載

 

『江戸の庶民信仰 年中参詣・行事暦・流行神』

山路 興造/著 青幻舎 2008

神社や寺院に赴く機会は、意外に多くあることと思います。江戸の庶民はその時々の祈願に合わせて、詣でる場所を変えていました。

どんな信仰が流行っていたのか、一年を通してどこへ参り、何をして過ごしていたのか。その当時の人々の暮らしをうかがい知ることができます。また、図版を豊富に取り入れ、視覚的にも楽しめます。昔も今も、人々は心の平安を求め、様々な場所を訪れるのでしょう。

2009年12月21日(月曜日) vol.67掲載

 

『すき焼き通』

向笠千恵子/著 平凡社 2008

寒い夜、すき焼きが恋しいという方は本書をどうぞ。本書はすき焼きの歴史や、各地のすき焼き・牛文化、様々な名店の味などすき焼きに関することをギュッと煮こんでいます。読みながらあのとろりとした味を思い出し、思わずのどがゴクリとなります。読後、今夜はすき焼きにしよう!と心弾ませること間違いなしです。

2009年11月20日(火曜日) vol.66掲載

 

『アブラクサスの祭』

玄侑 宗久/著 新潮社 2001

「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞した作者の、受賞後第一作にして、映画化も決定した作品。主人公は、躁鬱と分裂症を患う不惑目前の僧侶・浄念。生きていくためには、自分の言葉を歌うしかないと、ロックのライブを計画する。そんな浄念と、彼を見守る人々が、「祭」たるライブの中で辿り着いた答えとは…?

2009年10月20日(火曜日) vol.65掲載

 

『プリンセス・トヨトミ』

万城目 学/著 文藝春秋 2009

5月末日、“王女”を守るために大阪の全機能が停止した。きっかけは会計検査院の調査官3人が行った社団法人OJOの検査だった。父から子へ、大阪の男だけが引き継いでいく秘密とは何か。

この作品は第141回直木賞候補作です。県立図書館では受賞作や他の候補作も所蔵しています。秋の夜長にお楽しみください。

2009年9月24日(木曜日) vol.64掲載

 

『江戸東京怪談文学散歩』

東 雅夫/著 角川学芸出版 2008

夏も終わりに近いですが、まだ夏気分を楽しみたいという方にはこの1冊を…。本書は芥川龍之介から宮部みゆきまで、数々の作家たちが描いた怪談の舞台、江戸・東京をその作品とともに紹介しています。残りの夏、一風変わったガイドブックのようなこの本でちょっと涼しげな旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。

2009年8月20日(金曜日) vol.63掲載

 

『幸いなるかな本を読む人 詩集』

長田 弘/著 毎日新聞社 2008

あなたにとって、忘れられない本はどんな本ですか?

「読むことは歩くことである。」(「檸檬をもっていた老人」)―読書という静かで自由な旅路で、私たちはどんな思いと向き合い、どんな真実を見つけるのでしょう。心に残る本との出会いがもたらす幸いについて、改めて考えるひとときをくれる一冊です。

2009年7月21日(火曜日) vol.62掲載

 

『月のきほん』

白尾 元理/著 誠文堂新光社 2006

なぜ月が昇る時間は毎日変わるのか。月は1時間にどれ位西へ動くのか。日食のメカニズムって?知っているようで知らない、つい周りの人に話したくなるような知識が詰まった本です。今年は世界天文年。7月22日には日食もあり、天文関係のイベントが各地で行われます。ぜひ、頭と体をたっぷり使って参加してみてください。

2009年6月22日(水曜日) vol.61掲載

 

『イワシはどこへ消えたのか』

本田良一/著 中央公論新社 2009

イワシが激減しました。これは数十年周期の気候変動によるわずかな海水温変化の影響であることが分かりました。従来考慮されなかった気候変動との関係を、不漁のスケソウダラ、回復した秋田のハタハタ、豊漁のサンマなど、漁業者、消費者、行政、海外の動きを含めた具体例を挙げ説明し、環境変化を踏まえた資源保護を考えます

2009年5月20日(水曜日) vol.60掲載

 

『知る、考える裁判員制度』

竹田 昌弘/著 岩波書店 2008

間もなく始まる裁判員制度について、事例にそって、仕組みを分かりやすく解説しています。また、導入される理由、問題点や課題等を様々な角度から紹介しています。裁判員制度とは、裁判員に選ばれるとはどういうことなのか。理解の手助けをしてくれます。当館では、このことについて展示を開催しています。ご覧ください。

2009年4月20日(月) vol.59掲載

 

『農業は農業である-近代化論の策略-』

守田志郎/著 農山漁村文化協会 1987

53歳で没した著者が、71年に、普通の農家の人々に直接語りかけた本である。

工業と農業を同一に論じる愚等を平易に明らかにした38年前の彼の指摘は、そのまま今の食の問題に繋がっており、農に携わる人だけでなくすべての生活者に、社会の課題を分かり易く解説してくれている。

2009年3月23日(月曜日) vol.58掲載

 

『世界を動かした 塩の物語』

マーク・カーランスキー/作 S.D.シンドラー/絵 遠藤育枝/訳 BL出版 2008

今ではどこの家庭にもある塩ですが、かつては大変貴重なものでした。この人間が生きていく上で不可欠な“石”を視点にした世界史です。古今東西、塩を制することで世界を制してきた歴史が見えてきます。分かりやすい絵本ですので、親子や児童・生徒と、ちょっと大人の会話をするきっかけとしても、どうぞ。

2009年2月20日(金曜日) vol.57掲載

 

『カラー図解 楽器の歴史』

佐伯茂樹/著 河出書房新社 2008

昨年度の全日本吹奏楽コンクールで、湯本高校が金賞を受賞したニュースは私ども県民にとって明るいニュースでした。そこで今回ご紹介するのが、オーケストラ等で使われる楽器の歴史などを材料の原産地や種類、文化や合奏の形態、担っている役割、時代、構造、果ては宗教や組織といった様々な観点から楽しめるこの一冊です。

あなたもお気に入りの楽器を見つけ、触れてみませんか?

2009年1月20日(火) vol.56掲載

 

『森の民話茶屋からの届け物 茅刈り狐』

「森の民話茶屋」運営委員会/編集・文 すげのでんじゅ/絵 歴史春秋出版 2008

表題作の他、「月の夜ざらし」「朗読劇の為の遠藤ヶ滝寿命の話」など5つの民話と伝説が楽しめます。また、付録としてそれぞれの語りと朗読劇が収録されたCDもついています。目からも、耳からも、方言による語りの世界を感じることができます。忙しい日常の中でも、ゆったりとした時間を過ごしませんか。

2008年12月22日(月曜日) vol.55掲載

 

『風呂と日本人』

筒井功/著 文藝春秋 2008

毎日寒い日が続くこの季節、お風呂につかってじんわりと温まるのが幸せ…ですが、「風呂」の起源は蒸し風呂にあったことを皆様御存知ですか。本書では様々な角度から風呂のルーツを探り、日本の入浴文化史について言及しています。本書でかつての風呂に思いを馳せながら、日々の入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2008年11月20日(木曜日) vol.54掲載

 

『喜多方市小学校農業科』

喜多方市小学校農業科推進協議会/著・発行 2008

喜多方市は、昨年度から小学校に農業科を新設しました。農産物生産の知識と技術の習得、自然の厳しさと豊かさ、生命の大切さ等を学びます。御紹介するのは、そのテキスト。オールカラー、ふりがな付きで分かりやすい内容です。食の問題が取りざたされる昨今、小学生のみならず大人にもおすすめの一冊です。

2008年10月17日(金曜日) vol.53掲載

 

『こころの科学』(隔月刊)

日本評論社

PTSD・引きこもり・鬱などの現代における心理学的な問題を、専門家たちがそれぞれの立場における経験・具体的事例をとおして、初心者にも分かりやすく解説している雑誌です。学問的には難しい題材を扱っていながらも面白さ・分かりやすさを決して失わない、心理学への導入にはもってこいの雑誌だと言えます。

2008年9月22日(月曜日) vol.52掲載

 

『割り箸が地域と地球を救う』

佐藤敬一、鹿住貴之/著 創森社 2007

割り箸は森林破壊の原因になっている、使い捨てでもったいないなど環境にとっては悪者のイメージがありますが、間伐材の有効利用という側面もあり、環境にとって必ずしもデメリットばかりではありません。地球にかかる環境負荷を最小限にするため私たちに何ができるのか、身近な割り箸をきっかけに考えてみませんか?(M.N)

2008年8月20日(水曜日) vol.51掲載

 

『ベストセラーだって面白い』

岡崎武志/著 中央公論新社 2008

古書店均一棚から面白い本を見つける名手、岡崎武志が、『生協の白石さん』や『ホームレス中学生』といった旬のベストセラー本を「朝日新聞」等で書評したものが本になりました。「褒めること」が主流の新聞書評のなかで、ユーモアで包みながらツッコミを入れるという著者の視点は参考になります。「あの本がなぜ売れたのか」がわかる一冊。

2008年7月22日(火曜日) vol.50掲載

 

『図書館を使い倒す!ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」』

千野信浩/著 新潮社 2005

情報を探せないことありませんか?本書はそんな時の図書館の活用法を分かりやすく紹介しています。図書館だからこそできる情報の探し方、実はいろいろあるのです。県立図書館では県民の皆様に幅広く図書館を利用していただくため、情報活用講座等を開催しています。こちらも併せて御活用いただき、是非図書館を使い倒して下さい!

2008年6月20日(金曜日) vol.49掲載

 

『読書がたのしくなる ニッポンの文学 ほんものの友情、現在進行中!』

くもん出版/編 くもん出版 2007

新美南吉、国木田独歩、宮沢賢治、太宰治、菊池寛、堀辰雄、芥川龍之介、森鴎外…。

みなさん、どのくらい読んだことありますか?恋や友情、笑いなど5つのテーマにそって、文豪たちの名短編がオムニバス形式で楽しめます。10代の子どもたちにも読めるように、大きな活字にすべてルビがつき、各ページに注釈と至れり尽くせり。軽くてポップな装丁も手に取りやすいシリーズです。

2008年5月20日(火曜日) vol.48掲載

 

『昭和初期の博物館建築 東京博物館と東京帝室博物館』

博物館建築研究会/編 東海大学出版会 2007

昭和5年に国立科学博物館(当時東京博物館)、昭和12年に東京国立博物館(当時東京帝室博物館)が、新しく建築されました。展示の仕方や照明、採光、建築物の意匠など、どのような過程でそれが選ばれ、造られてきたのか、また、ガラスやエレベーター、シャッターなどの当時の技術が、この本で知ることができます。

ステンドグラス一つをとっても、そこには様々なドラマが隠されているのです。

2008年4月21日(月曜日) vol.47掲載

 

『新個人主義のすすめ』

林 望/著 集英社 2008

林氏が提案する個人主義とは、決して利己主義や孤立主義のことではありません。

自分の意見をしっかりと持って主張することは大切なのですが、前提として、他者を一人ひとりの個人として認め、思いやりながら、自分の主張を抑制して人間関係の調和を図ることが、日本社会に合った新の個人主義だというのです。広く世の中の人々が、この新個人主義を意識して行動するようになれば、もっと生きやすい社会に変えることができるのではと感じさせられます。

2008年3月21日(金曜日) vol.46掲載

 

『みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実』

ジェシカ・ウィリアムズ/著 草思社 2007

「世界では7人に1人が日々飢えている」「2040年に原油は枯れてしまうかもしれない」「先進国の国民は、1年間に7キロの食品添加物を食べている」

「貧困家庭の子どもは、豊かな家庭の子どもに比べて、3倍も精神病にかかりやすい」など考えさせられる50の事実。まずはこの事実を知って下さい。そして私たちは何をすべきかみんなで考えてみましょう。子どもたちにも是非読んで欲しい一冊です。

2008年2月20日(水曜日) vol.45掲載

 

『地域主権型道州制 日本の新しい「国のかたち」』

江口克彦/著 PHP研究所 2007

中央集権システムを残したまま都道府県を統合した「道州制」でも、アメリカのような州憲法、州裁判所、州兵などをもった「連邦制」でもなく、その中間的な課税自主権等主体性を持った「地域主権型道州制」の導入により、衰退する地方を救うことができると提案しています。

PHP総合研究所代表取締役社長 江口克彦氏による日本が元気を取り戻すための国家ビジョンです。

2008年1月21日(月曜日) vol.44掲載

 

『合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論』

内田樹・平尾剛/著 朝日新聞社 2007

内田樹は『下流志向』の著者、フランス哲学が専門の大学教授で合気道六段。平尾剛はラグビー元日本代表。この二人がスポーツについて対談したのが本書です。スポーツが嫌いな人、スポーツを教える人には目から鱗がぼろぼろ落ちること間違いなしの一冊です。

2007年12月20日(木曜日) vol.43掲載

 

『ドイツ 人が主役のまちづくり』

松田雅央/著 学芸出版社 2007

ドイツのまちづくりの現状を、カールスルーエ市を中心に紹介しています。ドイツの市民活動は、多岐にわたり活発に行われていて、行政や企業とも協働しつつ活動していることが分かります。良い面だけでなく、問題点も含めて書かれている本著には、今後の日本の地域社会を考えるヒントがつまっています。

2007年11月20日(火曜日) vol.42掲載

 

『鉄道を読んで楽しむ本』

赤門鉄路クラブ/編著 成山堂書店 2001

写真、模型、旅行、弁当。これらに共通するキーワードは・・・そう、鉄道です。

この本は、東京大学鉄道研究会OB会である赤門鉄路クラブが、鉄道関連図書1000冊について、歴史、技術、紀行、文学等ジャンル別にまとめたガイドブックです。自費出版書から浅田次郎著『鉄道員』まで幅広く内容を紹介しています。

今年は福島県に鉄道が通ってから120周年という記念の年。一読をおすすめします。

2007年10月22日(月) vol.41掲載

 

『冠婚葬祭のひみつ』

斎藤美奈子/著 岩波書店 2006

結婚式、お葬式、それは決して礼儀にはずれてはいけない場所。大人って大変…と実感する時でもあります。でも結婚式やお葬式が今の形になったのは、明治に入ってからって知ってましたか?近代の冠婚葬祭の歴史を知り、これからの「儀礼のカタチ」を提案する刺激的な1冊です。

2007年9月20日(木曜日) vol.40掲載

 

『朝日のようにさわやかに』

恩田 陸/著 新潮社 2007

「しばらく笑っていないとか、誰とも言葉を交わしていないとか」、自分でも気付かないうちに「淋しい子ども」になってしまった小学5年生のエリちゃん。ある日、「淋しいお城」へ連れていかれ・・・。お城へ来た子どもたちは数週間でいなくなると言いますが、元の世界へ戻ることはできるのでしょうか(「淋しいお城」)。他13編が収録された5年ぶりの短編集。

2007年8月20日(木曜日) vol.39掲載

 

『青い光が見えたから:16歳のフィンランド留学記』

高橋絵里香/著 講談社 2007

小学4年生の時に、トーベ・ヤンソン作の『たのしいムーミン一家』の物語に出会い、フィンランドの魅力にとりつかれた著者は、やがてこの国や人々の生活を直接知りたいと決意し、単身でフィンランドの高校に留学する。4年間の高校生活を通じて、そこで出会った人々の生活、国民性、そして日本と大きく異なる教育について、著者が感じたことが素直に綴られています。

2007年7月20日(水曜日) vol.38掲載

 

『明治の人物史』

高橋絵里香/著 講談社 2007

SF作家、星新一の父・星一(ほしはじめ:いわき出身の実業家、政治家)は、苦学しながらアメリカの大学を卒業し、帰国して製薬会社を興した。事業は成功したが、やがて政争に巻き込まれ衰退していく。父と野口英世、伊藤博文、エジソン、後藤新平達との交流の中から、各人の生涯をたどった列伝。

2007年6月20日(水曜日) vol.37掲載

 

『「読解力」とは何か~PISA調査における「読解力(リーディングリテラシー)」を核としたカリキュラムマネジメント~』

PISA2003年の調査で問題となった日本の子どもたちの読解力の低下。横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校では、本書においてPISA型「読解力」を生徒が身につけるにはどんな授業が有効かをプロジェクト研究として提案しています。PISA型「読解力」は通常の「読解力」とどうちがうのかをふまえた上で、同校でのカリキュラムマネジメントの方法や、国語科はもちろんのこと国語科以外の教科や総合の時間で「読解力」を育成するための具体的な授業についての研究と今後の課題を紹介しています。

2007年5月21日(月曜日) vol.36掲載

 

『王国は星空の下 北斗学園七不思議①』

篠田真由美/著 理論社 2007

学園の七不思議を調べはじめた中等部2年の少年たち。その調査がいつしか大事件を解く鍵へと繋がっていきます。友情、自分自身への葛藤、学園への愛着と疎外感など、懐かしくも新鮮な気持ちが味わえます。旧図書館の地下書庫、謎めいた登場人物など、ミステリーには欠かせない魅力的な設定も用意され、彼らとともにハラハラドキドキの冒険が楽しめます。

2007年4月20日(金) vol.35掲載